うみぼうずの『いいねぇ。』

わたくし うみぼうず が『いいねぇ。』と感じたいろいろなモノ(製品・芸術・音楽・政策・研究・技術etc...)について、のんびり書いていきます。関西出身、会社員。

『武井壮』のいいねぇ。

先日の「マツコの知らない世界」に武井壮さんが出演されていました。

お題は「学校では教えてくれないスポーツの世界」

 

「速いには速いなりに速い奴がヤッてることがある!」と言う武井さん。

武井さんは速く走るためにはどうすればいいのか、独自の理論を考え、実践してきたようです。

自分も陸上経験者(今も時々走っています)のため、とても興味深いお話でした。

特に印象に残ったポイントを挙げてみようと思います。

 

●いいねぇポイントその1:「ボディーコントロール」

 自分の身体をいかに思い通りに動かすことができるか、です。

 思い通り、というのも「センチメートル単位で」です。そのようなスケールでボディーコントロールができれば、

 自分が思い描くパフォーマンスを発揮する第一歩になる、ということですね。

 

●いいねぇポイントその2:「体重移動のイメージ」

 短距離走の場合、「スタート」「中間」「終盤」それぞれで効率的な移動方は異なるとのこと。

 「スタート」は体が重いので、蹴り出すのではなく身体を移動させるイメージ、

 「中間」は少し体が軽くなって、地面をつかんで蹴るイメージ、

 「終盤」は体が最も軽くなるフェーズで、地面を蹴る(叩く)イメージ、だそうです。

 番組では自分の身体を「スタート」はボウリングの球、「中間」は野球ボール、「終盤」はピンポン球に例えていました。

 とてもわかりやすい説明でしたね。

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武井さんはこのようなことを小学生の頃から考えていたようです(上記のような理論が出来上がったのはある程度年月を経てからだと思いますが)。

これまで私の中での武井さんは、『「勢い」や「気合い」でやってやる!』みたいなイメージだったのですが、

今回の番組を見て、大変アタマのいい人なんだなぁと思いました。

自分で論理的に考え、それを長年継続して実践し、結果を残しているのがすごいですよね。

 

本などを読んで書いてあることを実践するのもいいですが、自分で考えて実践するっていうのは少しワクワクしますね!

 

自分も武井さんを見習って、

自分が速く走るためにはどのように走ればいいのか、

そのためにはどのようなトレーニングをするべきなのか、自分のアタマで考えてみようと思います。

 

んじゃ!

『特色入試』のいいねぇ。

京都大学では、H28年度入試から新たな入試方式として「特色入試」を導入するようですね。

 

京都大学のHPによると、「特色入試」とは、

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 高大接続と個々の学部の教育を受ける基礎学力を重視し、

 1. 高等学校での学修における行動と成果の判定

 2. 個々の学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力の判定

 を行い、1と2の判定を併せて、志願者につき高等学校段階までに育成されている

 学ぶ力及び個々の 学部の教育を受けるにふさわしい能力並びに志を総合的に評価して選抜します。 

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とのこと。

この入試方式の特徴は「『志』も評価基準の一つ」であることだと思います。

 

『志』をどう評価するかですが、

志願者が作成する「学びの設計書」をもとに、

大学で何を学びたいのか、卒業後どういった仕事に就きたいのかなどを

評価するようです。

 

これまでの一般入試では、多くの大学はセンター試験と二次試験による

「学力審査」によって、受験生の合否を判定してきました。

 

これはつまり、

 

大学は受験生に対して

学力(今持っているもの)を重視し、

大学が定めた基準以上の学力あれば、その大学で教育を受ける権利を与える

とも言えますね。

 

しかし今回の特色入試では、学力(今持っているもの)だけでなく

「志」(これから何を身に付けたいか、それを社会でどう活かそうと考えているのか)

評価基準となるわけです。

 

これは大学が、

世界で通用する人材を育てる、あるいは世界で価値ある大学になるためには、

「今持っているもの(学力)」だけでなく

「これから何を身に付けたいか、それを社会でどう活かそうと考えているのか(志)」も

重要な要素と判断したということでしょう。

 

逆に言えば、今の学生には「これから何を身に付けたいか、それを社会でどう活かそうと考えているのか(志)」が足りないと、

大学は考えているということですね。

 

変化・成長のスピードが増している世界において、

学力だけでなく、将来設計(どんな未来を見据えているか)を重視する今回の方式は

個人的にはとても良いものだと思っています。

京都大学が将来設計のどのような点を評価するのかが気になりますが。)

 

すでにこのような入試方式を導入している大学もありますが、

「日本トップクラスの大学が導入した」ということが、大きな意味を持っていると思います。

トップクラスということは、日本における、大学の大きな一つの基準ということですからね。

つまりは、日本の大学の方向性や、ひいては存在意義を変えていく

一歩になるかもしれませんね。

 

そんな『特色入試』のいいねぇ。でした。 

 

んじゃ!

 

 

『コーヒー店』のいいねぇ。

はじめまして。うみぼうずと申します。

 

関西出身の会社員です。

 

ひょんなことから、モノの『価値』について考えるようにしよう!と思い、

その価値について『いいねぇ。』と思ったことをブログで発信することにしました。

 

初回のお題は「コーヒー店の『いいねぇ。』」です。

 

 

突然ですが、

わたしはこれまで、飲食店の仕事に対して次のようなイメージを持っていました。

 

・いろいろな(めんどくさい)客がいて大変

・クリエイティブな仕事が少ない

・(季節モノはあるにせよ)ひたすら同じ商品を売っていく

 

ですが、最近とある本を読んで、少しイメージが変わりました。

イメージが変わったというより、

自分の考えが浅はかだと気付きました。

それどころか、自分は何も考えていなかったのではないか

とも思いました。

 

 

いきなりですが、コーヒー店で売っているモノは何でしょう?

 

「おいしいコーヒー」や、コーヒーに合う「ケーキ」や「クッキー」などですね。

 

問い方を変えて、

 

コーヒー店が提供している価値とは何でしょう?

 

 

わたしが5分考えたところ、次のようなモノが浮かびました。

 

・家で淹れるよりもおいしいコーヒー

・コーヒーを淹れたりケーキなどを用意する労力

・コーヒーを飲みながら大好きな友人とおしゃべりする時間

・(お店によりますが)お洒落な空間に身を置くことで得られる高貴な気分

・仕事がすごく忙しい中、束の間のリラックスできる時間と空間

・スタッフの良質なサービス

 

他にもいろんな価値があるでしょう。

 

最初に書いた通り、飲食店にはいろいろな客が来ます。

それは言い換えると、

客はいろいろな価値を求めてくる、

ということではないでしょうか。

 

一杯300円のコーヒーを買う客は、

「一杯のコーヒー」に対して300円を支払っているのか、

それとも「久しぶりに再会した友人とお洒落な空間でおしゃべりする時間」に対して

300円を支払っているのか。

 

そういうふうに考えると、

いろいろな「価値の提供」とその「対価の支払い」という

「商いの『現場』」に参加することができる飲食店の仕事が

少し羨ましくも思えました。

 

んじゃ!